50代から早期退職を考えたとき、一番必要なことってなんだと思いますか?
もちろん、資格やスキルの取得も当然必要なことですが、私は一番必要なことは辞める覚悟だと思っています
私自身、40代半ばでうつ病になってからずっと辞めたいと思い、そこから行動に移していますが、それでも揺らぐことがあります
例えば、給料明細を見たとき
私は行政職の地方の係長クラスの中でも一番下のクラスになるのですが、それでも私ってこんなに基本給があるのって思いました
また、賞与をもらったときは、さらに今まで自分が想像していたよりももらっているなと思うと、これがなくなるのは大きいなと実感してしまいます
もともと出世コースからは外れている身なので、自分の給料のことはほとんど気にしていませんでした
しかし、改めて約30年間に積み上げたものの大きさを今になって感じます
間違いなく今の給料を50代で転職して同じくらいもらえるとは到底思えませんし、ましてや賞与なんてゼロの可能性だってあります
そう、この現実が私の退職しようとする心を激しく揺さぶる唯一の要因となっています
これが独身の身であれば、まあなんとかなるだろうの気持ちで退職してもいいのですが、私には大事な妻と娘がいます
また、家のローンも残っています
この状況で早期退職したのはいいけど、万が一働き口が見つけられなかったら、これはもう取り返しの付かないことになります
また、仮に就職できても自分が希望する分野に就けずに今の給料の半分しかもらえないとか…
さらに土日祝も出勤で残業が多くて家に帰るのが深夜になるということも十分考えられます
この最悪のシナリオを避けるため、いろいろ考えたり、調べたりはしていますが、それでも可能性は消えません
じゃあ、我慢して残ればいいだろ、そのほうが家族も安心するだろとか、いう選択肢も当然あります
しかし、それでも私は今後75歳まで働くのなら、閉鎖的な今の職場をでて、外で実績を積んでいきたい!
だから、絶対に失敗はしない道を必ず選んでみせる!
私はそのことを強く思い、資格の勉強をしたり、再就職の情報収集を続けています
現実が厳しいのは他人に言われなくてもわかっています
わざわざ今の楽な仕事を捨てて、50過ぎて民間で働こうとするなんて無謀な決断だと言うひともいるでしょう
ただ、私はもう決めています。どんなことがあっても、自分が新たに描いた人生設計を確実に進めて実現させると
未来のことは当然わかりませんが、それでも自分の可能性を信じて万事を尽くします